こんにちはソトアソビです。
今まで秋田県は通り過ぎたことがある程度で、観光とかで秋田県を目的地として訪れたことはなかった。
私にとって初めての秋田県は2005年夏まで遡る。
行きも帰りも青森-函館のフェリー。今なら選ばないルートで初の北海道ツーリングの帰り道だ。
一緒に行った関西に住む友人は疲労に耐え切れず、自走して帰る予定を変更して秋田から舞鶴のフェリーに乗る事に。
関東の私は秋田まで付き合い、その後下道で日本海側を夜通し走って縦断した。
2度目の秋田県は2021年の紅葉の時期に3泊で行った東北車中泊旅。
三陸、大間、弘前と周り八幡平アスピーテラインで岩手に抜ける予定だったが、運悪く登り始めるタイミングで季節外れの降雪があり通行止めに。
あきらめて暗くなりはじめた田沢湖に立ち寄った程度。
今日は長年行きたいと思っていた男鹿半島だ。
3日目【→北上総合運動公園大堤公園キャンプ場】248km
08:30 出発~道の駅おおがた
キャンプ場を出て、まずは道の駅おおがたに寄ってみる。キャンプ場からは5分とかからない距離にある。
朝早い時間なので空いていたけれど、広くて品揃え豊富な産直センターもある。
バイクを止めると近くの車の人に話しかけられた。サンバー(ちゃんとスバル製の)で盛岡から東北を車中泊で周っているらしい。
バイクの旅人に話しかける人の多くがそうであるように、やはりバイクにも乗るそうだ。
東北はほとんど周っているらしく男鹿半島にも詳しい。
行くべきおすすめのスポットを聞いてみると、あらかじめ調べてあった所を含めいくつか教えてもらえた。
09:40 入道崎
男鹿半島を北側から、R101とr55で反時計回りに走りまずは入道崎を目指す。
半島ではあるが入道崎までの道中の半分は海が見えない。周囲は農村の風景が広がり、信号や交通量が少ないツーリングに適したいい道だった。
あっ!
という間に到着。
車が100台以上は止められそうな広い駐車場といくつかの飲食店や土産物の店があり、観光の車やバイクがたくさん止まっている。
そして多くの店が開いており、早い時間にも関わらず結構賑わっていて、ここまでの道のガラガラっぷりが信じられないほどだ。
人気がありそうな店を選び朝から海鮮丼をいただく。う~ん、贅沢!
入道崎は男鹿半島の北西端に位置し、宗谷岬や大間崎などのように端っこ感、最果て感がしっかり感じられる。
入道崎灯台のすぐ横には北緯40°のモニュメントがあり、こちらも写真を撮影する人たちで賑わっていた。
11:00 なまはげ立像~ゴジラ岩
入道崎を出て海に沿って南に向かう。この区間はほとんど海岸沿いだが、漁村あり断崖ありとさまざまな景色で飽きる事がない。
しばらく走ると道沿いの駐車場にある大きななまはげが目に入ってくる。
なまはげの像は秋田のいろいろな場所で見ることができるが、こちらのものは躍動感と迫力が素晴らしい。
知らなかったけどなまはげって神の使いなんだとか。
いやぁ、この顔は鬼でしょ。包丁持ってたりもするし。
なまはげ立像を出てすぐ、カーブをいくつか曲がると道端にやたらと車が止まっている場所を発見。つられてバイクを止めてみると岩場の海岸だ。
案内の看板を見るとどうやらゴジラ岩という奇岩があるらしい。
丁寧に写真を撮る場所や方向まで示されている。さらにそこで撮られた写真まで。
海岸に下り足場の悪い岩場を少し歩くとすぐに見えてくる。
見る角度によっては確かにゴジラに見える。
が、案内看板の写真で見たまんまなので感動は薄い。
12:00 寒風山
男鹿市街を通り過ぎれば半島をほぼ一周。
次に向かうのは寒風山。朝の道の駅で話した車中泊の人が、このあたりでは外せない場所とおすすめしてくれた場所だ。
寒風山に向かって登っていく道からして素晴らしい!
寒風山パノラマラインは起伏のある草原地帯の中のワインディングで、少し距離は短いが阿蘇や西伊豆スカイラインを彷彿とさせる。
男鹿半島、八郎潟を一望できる。
山頂にある展望台は・・・
大パノラマ
ノルウェーのフィヨルド、アメリカのグランドキャニオンと並び世界三景らしい!
八郎潟の全景を見下ろせるビュースポット
14:30 ローソン
寒風山を東側に下りて近くのローソンで休憩する。
男鹿半島を十分堪能した後は今日の宿泊地を考えなくてはならない。
暗くなる前に到着でき、明日自宅に帰るのでできるだけ南に進みたい。
さらに東北道に乗りやすい場所がいい。
バッテリーが尽きそうなスマホにヒヤヒヤしつつ良さそうな場所をピックアップしていく。
候補地が広範囲なためキャンプ場の数も膨大で選ぶのに時間がかかったが、約150km先にあるキャンプ場に決定。
昭和男鹿半島ICから秋田自動車道に乗って一気に岩手県北上市を目指す。
17:00 北上総合運動公園大堤キャンプ場
短い休憩以外は走りっぱなしで何とか暗くなる前に到着した。
キャンプ場は大きな公園の中にあり、無料とは思えないほどきれいに管理されている。
客層はファミリー7割、ソロや少数グループのバイクが3割といったところか。
区画が別れているわけではないけれど、なんとなくそれぞれ離れている。
サイトは広くないのでこの到着時間だとテントを張る場所はほとんど選ぶことはできなかった。
空いたスペースにササっと設営。そして買い出しへ。
ロードサイドが賑わう国道4号が近く買い出しに困る事はない。コンビニも歩ける距離にある。
このキャンプ場では北海道から来ているバイク乗りとコンタクト。すでに1週間ほど周っているとのことだった。
北海道ツーリングに行く人は多いけど、北海道からも本州にツーリングに来るなんて考えたことがなかったなぁ。
炭で焼いた大きなホッケをいただく。うまい!
その後北海道話で盛り上がり夜遅くまで一緒に飲んだ。
。。。
朝はカラスがとても多く、ごみなどを出しっぱなしにしているサイトが狙われていた。
4日目【→自宅】517km
あっという間に最終日となり、後は高速をひたすら走って帰るだけだ。キャンプ場からすぐそばの北上金ヶ崎ICから東北道に乗る。
岩手から宮城、福島と進む。
高速道路は基本的に退屈だが、東北道のこのあたりは開放感のある景色が広がっていて嫌いじゃない。
しかし時間とともに気温が上がってきてとても暑い。
福島県に入ってすぐの国見SAで昼食。
仙台からそう遠くないので牛タンを使ったメニューがある。
その中から牛タン丼を注文した。
仙台の牛タンにはだいたい付いているとろろはどのように食べるのが正解なんだろう?
牛タンの上からかけるのか?
SAのフードコートなのでそれほど期待していなかったが、なかなか肉厚で美味しく大満足!
午後は関東に近づくにつれ車が多くなってきて、栃木では断続的な渋滞。
そしてほとんど動かなくなる。想定はしていたがやっぱりきつい。
日が暮れ始める頃に長かった東北道から圏央道に入り、菖蒲PAでこの旅で最後の給油を済ませる。
そして自宅へ。
3泊4日と短かかったが今回の旅も無事終わった。
今回の総走行距離は1425.6km。
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