北海道ツーリングに適したバイクの選び方とおすすめのジャンル

ノウハウバイク・ノウハウバイク/キャンプ北海道ツーリング

※記事内にPRを含む場合があります。

こんにちはソトアソビです。

趣味としてバイクに乗っている人の中には

広大な北海道を思う存分ツーリングしてみたい!

そう思っている人も多いのではないでしょうか?

しかし

今乗っているバイクで北海道に行って大丈夫かな?
もっと北海道ツーリングに適したバイクがあるのでは?

と考える人もいるかもしれません。

ソトアソビは13回北海道ツーリングをしてきて色々なバイク乗りとそのバイクを見てきましたが

どんなバイクでも北海道ツーリングには行ける。

自分が気に入ったバイクで行く北海道ツーリングが最高。

これは間違いないと思います。

しかし

北海道ツーリングに適している、適していないバイクはあります。

バイク選び次第で快適で疲れにくく、北海道ツーリングを楽しむ事に集中できるようになります。

逆に運転に気を使いすぎたり、疲労が大きくて北海道を十分楽しめないという事もありえます。

好みは人それぞれあると思いますが、この記事ではソトアソビの独断で

  • 北海道ツーリングに適している/いないバイクのジャンル
  • 北海道ツーリングに適したバイクを選ぶポイント
  • 適したバイクのジャンルと理由/おすすめの車種

これらについて解説したいと思います。

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北海道ツーリングに適している/いないバイクのジャンル

ソトアソビが北海道ツーリングに適していそうだと思うバイクのジャンルは

アドベンチャー

アメリカン・クルーザー

オフロード

反対にあまり適していないだろうなと思うバイクのジャンルは

小排気量のスクーター等

SS(スーパースポーツ)/レーサーレプリカ

その理由を説明していきます。

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北海道ツーリングに適したバイクを選ぶポイント

乗車姿勢

一番重要だと思うのは乗車姿勢です。

北海道ツーリングでは少なくても千キロ近く、数千キロ走る人も少なくありません。

SSなどのように極端な前傾姿勢とか、カスタムされたアメリカンで見かける腕を高く上げた姿勢のように無理のある乗車姿勢で長時間走行するのはかなり疲れます。

長時間の走行で蓄積された疲労により観光などで楽しむ体力と気力を削られますので、できるだけ自然な姿勢で乗れるバイクが望ましいです。

排気量

平均的な巡航速度が速い北海道では、原付や小排気量車は苦労するかもしれません。

市街地以外ではほぼすべての車両が制限速度を大きく超えて走っているため、大きい速度差で危険を感じることも。
また巡航速度の遅い小排気量車では、広い北海道を満足いくまで走ろうとすると長期間かかってしまいます。

しかし小排気量車には燃費の良さ、フェリー料金の安さ、タイヤ等消耗品の安さなど経済性が高いというメリットもあります。
フェリー会社によって排気量ごとの料金区分は多少違いますが、どの会社も750cc以上が最も高い料金となります。

燃費

長距離を走ることになる北海道ツーリングでは燃費の差が旅の予算を大きく左右します。
例を挙げると以下のような感じです。

燃費が悪いバイク

例えば4気筒の大型バイクは実燃費がハイオクで15km/L程度の車種が多いです。
トータル3000km走ると仮定すると200L必要で¥175/Lで計算すると燃料代は¥35,000になります。

燃費がいいバイク

対して多くの250cc単気筒ではレギュラーガソリンで35km/Lほど走れます。
同じく3000kmの走行では85L必要で¥155とすると燃料代は¥13,300になります。

悪路走破性

アスファルトが柔らかい北海道では

  • 道路がひび割れている
  • 道路が波打っている
  • 轍がいたるところにある

これらの事からスクーターや小型バイクなど、タイヤの小さい車種だと走行中にふらついたり不安定になる事が多いです。

マイナーな道では走行していた道が急に未舗装路になることもありますので、多少の悪路走破性があると安心です。

積載性

長期間に及ぶ北海道ツーリングでは多くの荷物を積載することになります。
(キャンプありの場合は特に)

バイクによって積載のしやすさは大きく変わります。

例えば

  • タンデムシートの幅や長さ
  • サイドバッグやトップケースを設置できるか

積載方法はたくさんありますが、多くの車種で使えて定番といえるのはタンデムシートに固定するタイプのシートバッグ(リアバッグ)です。

航続距離

ガソリンを満タンにした状態から何キロ走る事ができるか。

街から街まで距離が離れている北海道では、ルートによって100km以上ガソリンスタンドがないという事がある。
多くの人が北海道ツーリングに行くお盆時期や土日に休みのガソリンスタンドもある。

ソトアソビは見た目の好みで小さいタンクにカスタムしているため航続距離は約180kmと短めです。

初めての北海道ツーリングだとか、通るエリアがどんな感じかわからないような場合は航続距離が250km以上(感覚なので根拠はないです)あるバイクが安心できます。

自分のバイクの航続距離は絶対に把握しておきましょう。

1L以上入るガソリン携行缶を持っていると心強いです。

同じものではありませんがソトアソビは常に持っています。

こういうものがあればどうにもならない時、通りかかった誰かにガソリンを分けてもらえるかもしれません。(経験あり)

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適したバイクのジャンルと理由/おすすめの車種

ジャンルごとに適していると思う理由と注意点、それぞれのジャンルでのおすすめ車種をいくつかピックアップしました。

※価格は2023/11月現在の物で、変更される可能性があります。
※現在は新車で購入することのできない車種も含みます。

アドベンチャー

まさに旅をするためのバイクです。

  • タンク容量が多く航続距離が長い
  • 高速走行も安定している
  • 乗車姿勢が自然で楽
  • 荒れた路面でも安定して走行できる
  • 車体が大柄なので積載性が高い

反対に注意点は

  • 大排気量車は大柄で重いため小柄な人には扱いにくい
  • シート高が高く人によっては足つきに不安
  • 重心が高いため立ちごけしやすく倒すと起こすのが大変

おすすめ車種は

BMW/GSシリーズ

エンジン形式や排気量違いで数車種ラインナップされています。
写真は水平対向エンジンのR 1250 GS Adventureですが単気筒や並列2気筒のタイプもあります。

R 1250 GS Adventure F 850 GS Adventure F 750 GS
エンジン 空水冷水平対向2気筒 水冷並列2気筒 水冷並列2気筒
排気量(cc) 1254 853 853(F850GSと同じ)
出力/トルク 136PS/143Nm 95PS/92Nm 77PS/83Nm
シート高/空車時(mm) 820-840/890-910 835/875 770/815
車両重量(kg) 278 256 235
タイヤサイズ Fr/Rr 120/70R19/170/60R17 90/90R21/150/70R17 110/80R19/150/70R17
タンク容量(L) 30 23 15
燃料消費率(WMTC) 21km/L 23.8km/L 24.39km/L
価格(¥) 3,089,000~ 2,095,000~ 1,433,000~

HONDA/CRF1100L Africa Twinシリーズ

エンジンは1種類ですが標準のCRF1100 Africa Twinと、タンク容量が大きいAdventure Sports ESがあります。

CRF1100L Africa Twin
Adventure Sports ES
CRF1100L Africa Twin
エンジン 水冷直列2気筒
排気量(cc) 1082
出力/トルク 102PS/105Nm
シート高(mm) 830-810
車両重量(kg) 240 229
タイヤサイズ Fr/Rr 90/90-21/150/70R18
タンク容量(L) 24 18
燃料消費率(WMTC) 19.2km/L
価格(¥) 1,947,000 1,639,000

SUZUKI/V-Stromシリーズ

250cc/650cc/800cc/1050ccと幅広くラインナップ。
写真は2023年に発売されたV-Strom800DEです。

V-Strom1050DE V-Strom650XT ABS V-Strom250SX
エンジン 水冷V型2気筒 水冷90°V型2気筒 油冷単気筒
排気量(cc) 1036 645 249
出力/トルク 106PS/99Nm 69PS/61Nm 26PS/22Nm
シート高(mm) 880 835 835
車両重量(kg) 252 215 164
タイヤサイズ Fr/Rr 90/90-21/150/70R17 110/80R19/150/70R17 100/90-19/140/70-17
タンク容量(L) 20 20 12
燃料消費率(WMTC) 19.3km/L 23.6km/L 34.5km/L
価格(¥) 1,716,000 1,001,000 569,800

YAMAHA/Tenere700

アドベンチャーバイクのカテゴリーですが、オフロード性能がとても高いです。

Tenere700
エンジン 水冷直列2気筒
排気量(cc) 688
出力/トルク 73PS/69Nm
シート高(mm) 875
車両重量(kg) 205
タイヤサイズ Fr/Rr 90/90-21/150/70R18
タンク容量(L) 16
燃料消費率(WMTC) 23.8km/L
価格(¥) 1,397,000

アメリカン・クルーザー

いかにも旅をしている雰囲気を醸し出せるバイクです。

  • 乗車姿勢が自然で楽(大幅なカスタム車除く)
  • 多くが空冷Vツインエンジンで燃費がいい
  • 足つきが良い
  • トコトコ低回転で走るのが快適

反対に注意点は

  • 大柄で重い

おすすめ車種は

Harley-Davidson/FAT BOY 114

アメリカン・クルーザーといえばハーレー。
クラシカルなハーレーも年々進化しラインナップも変わっていますが、FAT BOYは歴史のある車名です。

YAMAHA/BOLT R-SPEC

希少な国産空冷Vツインエンジンのボルトですが、残念ながら2023年に販売終了してしまいました。

HONDA/Rebel 250

ホンダの大人気クルーザーのレブルは250cc/500cc/1100ccがありますが、レブル250は発売以来5年連続1位。
2022年のバイク販売台数で2位にダブルスコアでダントツトップでした。

H-D/FAT BOY 114 YAMAHA/BOLT R(2021) HONDA/Rebel 250
エンジン 空冷V型2気筒 空冷V型2気筒 水冷単気筒
排気量(cc) 1868 941 249
出力/トルク -PS/155Nm 54PS/80Nm 26PS/22Nm
シート高(mm) 675 690 690
車両重量(kg) 317 252 171
タイヤサイズ Fr/Rr 160/60R18/240/40R18 100/90-19/150/80B16 130/90-16/150/80-16
タンク容量(L) 18.9 13 11
燃料消費率(WMTC) ※5.5L/100km 21.2km/L 33.7km/L
価格(¥) 3,088,000~ 1,045,000 610,500

※ハーレーのみ燃料消費率の表記が異なります

オフロード

  • 姿勢が自然で楽
  • 車重が軽く取り回しがいい
  • 多くが単気筒で燃費がいい
  • 荒れた路面でも安定して走行できる
  • 大きいバイクが躊躇する道にも入っていける
  • 小排気量(250ccが多い)ならフェリー代金が安い

反対に注意点は

  • 250cc単気筒は若干パワー不足を感じる
  • シート高が高く人によっては足つきに不安
  • 車体が軽いため風に煽られやすい

おすすめ車種は

HONDA/CRF250RALLY

兄弟車のCRF250Lと比較するとタンク容量も大きく、アドベンチャーに近いオフロードバイクです。

YAMAHA/SEROW250

長らく超定番だったセローは2020年に販売終了してしまいましたが、1985年から35年間製造していたため中古車も豊富です。

HONDA/CRF250RALLY YAMAHA/SEROW 250(2020)
エンジン 水冷単気筒 空冷単気筒
排気量(cc) 249 249
出力/トルク 24PS/23Nm 20PS/20Nm
シート高(mm) 830 810
車両重量(kg) 153 133
タイヤサイズ Fr/Rr 80/100-21/120/80-18 2.75-21/120/80-18
タンク容量(L) 12 9.3
燃料消費率(WMTC) 33.7km/L 38.7km/L
価格(¥) 764,500 535,000
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北海道ツーリングへ行く前に

ソトアソビが考える北海道ツーリングに適したバイクのジャンルは

  • アドベンチャー
  • アメリカン・クルーザー
  • オフロード

ですが結局のところ自分が気に入ったバイクで行く北海道ツーリングが一番です。

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長期間になる北海道ツーリングではバイクのトラブルは珍しくありません。
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ソトアソビも北海道で過去2回レッカーのお世話になっています。
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北海道ツーリングへ行くことが具体的になってきたら

何か質問などあればコメント欄かお問い合わせよりお気軽にご連絡ください。

やる気が出ます。

それではまた!

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