こんにちはソトアソビです。
今回の全ルート
この記事はその8です
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朝起きるとしとしとと雨が降っていた。
すでに何組かは出発したらしく、テントがかなり減っている。
カッパが必要ない程度の軽い霧雨は数回あったが、今回の旅では初日の関越道ぶりとなる雨だ。
我々も出遅れまいと炊事場の屋根の下で手早く荷物を片付ける。
そんな中次々とバイクが出ていき焦る。
撤収作業が終わりレインスーツを着て出発準備完了。
今日が最後のキャンプとなる。どこまで行こうか。
結局我々はかなり後発の出発となる。
9日目【→パレットヒルズキャンプ場】154km 雨/晴
09:20 出発-レストハウス理尾
雨の中の出発だったがすぐに雨足は弱まり、羽幌を過ぎて苫前に入るころには完全に止んだ。
休憩の時少し早いが昼食の店を探す。
このあたりだと海鮮丼などで有名な「すみれ」に寄ることが多い。
が、さすがにまだ早すぎる。
グーグルマップでもう少し先にある飲食店を検索すると良さそうな店を発見した。
小平の市街を過ぎた臼谷という集落にある「レストハウス理尾」だ。
R239沿いで、すぐ横が砂浜という開けた場所なので分かりやすい。
店は賑わっていて店の人は忙しそうだ。
落ち着いたころに注文を取りに来てくれた。
この店の売りは「四元豚」なんだとか。
三元豚は知っていたが四元豚は初めて聞いた。
4つの品種をかけあわせて生まれたちょっといい感じの豚らしい。
注文を済ませ料理を待つ間に今日の宿泊地を探し、ここから90kmほどの距離にあるキャンプ場に目星を付ける。
しばらく待つと料理が届いた。
ここで注文したのは
豚丼(¥900)と
・・・
・・・
またカツです。
一昨日のセイコマ、昨日の丸勝亭に続き3日連続でカツ。
「四元豚ロースかつ定食」は¥1,300。
ざっくり海鮮といってもサーモン、マグロ、イカ、牡蠣、ホタテとかいっぱいあるけど。
でも北海道に来て連日カツってあまりないんじゃないかな。
そこそこ長く生きてきた中でこんなに連続してカツを食べたのは初めてだけど、意外と飽きないものなんだと初認識。
あっさりと塩でいただく。肉厚だけどやわらかい!文句ないうまさだ!
豚丼もおいしかった!
留萌で給油し東へ向かう。
14:30 鷹栖町営パレットヒルズキャンプ場
あ!
という間にキャンプ場に到着。
旅も9日目ともなると疲れも溜まってきたので、まだ夕方前の早い時間にキャンプ場に到着。
この旅最後のキャンプ場は旭川から北に10kmほどの距離にあり、今まで知らなかった
「鷹栖町営パレットヒルズキャンプ場」だ。
良く手入れされているけど、管理され過ぎている感じもなくいい感じ。
しかし敷地がとても広いうえ他のお客さんも見当たらず、どこに張っていいのかわからない。
そして管理棟を見つけたが人がいない。
「受付にいない場合はこちらへ」という案内に書かれた番号に電話すると
「後ほど説明と集金に行くので好きな所にテントを張ってください」と言われた。
他に誰もいないので、「ここに張っていいのか?」と不安になりつつ設営。
設営が終わったころ受付のおばちゃんがやってきたので料金(¥500/1人)を払い説明を聞く。
そして話の最後に恐ろしいことを・・・
「最近毎日のようにヒグマが出るから気を付けて」
と。
えっ!?
「キャンプ場内には出ないけど、あの林を良く通るんだよ」
と。
指さした林はほんの50m先。
いや、そこ、、キャンプ場内、、、
「何かあったらここに連絡して・・・あっ、何かあったら連絡できないか、はははっ」
と。
・・・
え!?笑える!?
今までなら「まぁ大丈夫でしょ」って思ってただろうけど、最近各地で熊の出没が増えて問題になっている。
OSO18とか朱鞠内湖での釣り人の事故も記憶に新しい。
不安になって鷹栖町役場のHPを調べると、本当にこのあたりに頻繁に出没している。
全然シャレにならない気がした。
「クマといえばぷーさん」みたいな、ヒグマをみたことがない人からすると
「くまさんかわいー」
程度の認識かもしれないけど
2回見たことのある私からすると大人のヒグマはマジでモンスター。
ドラクエで例えると倒すにはLv25ぐらい必要。
そして我々は間違いなくLv1。
装備は
E クッカーのフタ
E 革ジャン
E ベルのヘルメット
他に人がいないこの場所ではヒグマが出たら確実にターゲットになる。
そして助けてくれる人は誰もいない。
本当に他のお客さんがいないのか広い敷地を見て回ると、600mぐらい離れた場所にもサイトがありテントがあった。
ていうか来た時に横を通ったのになぜ気づかなかったのか。
かなり面倒だけど人のいるエリアに張りなおす。命には代えられない。
とはいえこちらにも我々以外に2組しかいないのでちょっと不安ではあるけど。
下の写真は翌朝のもの。
平らでかなり広いサイトなのに人口密度がとても低い。
車両の乗り入れは出来ないので、駐車場から遠く離れると荷物を運ぶのがたいへん。
ダッシュでテントを張りなおし、暗くなりはじめる頃風呂と買い出しのため旭川へ。
近くに温泉はないので、旭川にいくつかある銭湯の中で近いところに向かう。
建物はきれいだけど、昔ながらの銭湯といった雰囲気の「フタバ湯」。
番台のおばちゃんが気さくでいい感じ。
帰りにスーパーで買い出ししてキャンプ場に戻る。
2人分のだいたいの費用は
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