【2023夏】北海道ツーリング 10泊11日 その1

バイク/キャンプ北海道ツーリング記録

※記事内にPRを含む場合があります。

こんにちはソトアソビです。

去年は北海道に行けなかったので(冬に飛行機では行ったが)今年の夏は13回目となる北海道ツーリングに行ってきた。
フェリーを含めて10泊11日の旅の記録をおおまかな費用とともに振り返る。

道内の9日間のルート全体は概ねこんな感じ。
走行距離は本州を含めて2949km。

元々少し長めの夏休みに有休をプラスして13連休にし、行きのフェリーは世間の休みとずらして難なくゲットする。

帰りのフェリーは休み明け仕事開始の前日、日曜日到着の便を予約した。
少々きついがまぁ何とかなるだろう。

フェリーを含めた北海道へのアクセス方法はこちら

今年は行帰りとも新日本海フェリーの新潟-小樽の便にした。
(太平洋側のフェリーにしていれば後にあれほど苦労することもなかったのだが・・・)

そして今回の北海道ツーリングの前に初めてインカムを買った!

今までバイク用品店に置いてあるB+COMやSENAみたいなものしか知らず、何年も欲しいな~欲しいな~と思い続けていたけど使用頻度の割に高くて購入に至らなかった。

しかし知人から「中華の安いやつでも十分使えるよ」と聞いてそんなのもあるのかと知り、この値段なら失敗してもいいやと思ってこちらのamisonを購入した。

購入の決め手になったのは

  • 金額の安さ
  • 見た目のかっこよさ
  • 楽天・Amazonでの評価の高さ

インカムはこれ以外使ったことはないけれど、結果的には買って大満足だ!
もう少し使ってみてから詳細レビューをしてみようかな。

購入後に知人に「amisonを買ったよ」と言ったらその知人が買ったのも同じもので、家族分3つを追加で購入したらしい。

出発の2週間前からは準備期間で、北海道ツーリングに必要な物をバッグに詰めたり、5年ぶりに買ったツーリングマップルとグーグルマップを見ながらルート案をいくつかつくる。

ルートの決め方に不慣れな方はこちら

とはいえ決めたルート通りに走る事はほぼなく、その時の天気と気分でフレキシブルに変更することになるのだが、計画しているこの時間が楽しいし各地の距離感やかかる時間を把握していると応用がききやすい。

北海道ツーリングも回数を重ねるとお気に入りの場所、いつもの場所をリピートしがちなんだけど、今回は以下を念頭において計画を立ててみた。

  • 半分以上は初めてのキャンプ場にする
  • できるだけ初めての道を通る
  • できるだけ初めての場所に行く
  • できるだけ初めての飲食店に行く

じっくりルートプランを練っていたが出発日の1週間前

 

予約していた帰りのフェリーの欠航のお知らせメールが来た!

 

乗る予定だった「ゆうかり」の機関点検とのことで、長期間の欠航が決まったらしい。
この繁忙期に長期欠航はフェリー会社にとっても手痛いんだろうけど・・・

代わりのフェリーを探すため太平洋フェリーと商船三井も含め空席を調べるが、もちろんこのタイミングでいい便が空いているわけもなく、帰りのフェリーが未定のまま旅立つことにした。

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1日目【自宅→新潟】342km 雨/晴

03:30 自宅発

毎度のことながらETCの深夜割引を使うために早朝の出発なんだけど、フェリーの出航が12:00だから早過ぎるという事はない。
340kmを7時間ぐらいで走る計算だから休憩多めの我々にはちょうどいい。

いつも通り近所に気を使い暖気もそこそこに真っ暗な中出発。
このような時に近所への迷惑を最小限にするため、ここ数年はノーマルマフラーのままにしている。

GWの東北ツーリングと同様に圏央道→関越道と慣れた道を走る。

青梅を過ぎて狭山あたりから雲が厚く黒くなってきて、とうとう降り出した。左右の空は明るいのに。

雨雲レーダーを見ると我々の上空にだけ雨雲がいるらしく一緒に北上しているみたい。

高坂SA、赤城高原SAと休憩をはさむが雨が降ったりやんだりしながらついてくる。
たいした雨ではないのが幸いだがなんでここだけ・・・

それはそうと今回初導入したインカムはいい!もっと早く買っておくべきだった!

今まで長距離の高速は心を無にして黙々と距離を刻むだけの苦行だったが、話し相手がいるだけでずいぶん違うと思った。
「その車やたら車間詰めるな~」とか「左前の車覆面かも」みたいなたわいもない会話が多いけど、返事があるのがいい。

08:00前、関越トンネル手前でようやく雨雲が去り、新潟に入ると青空が広がっていた。

我々のバイクのガソリンタンクは小さいので新潟までの高速道路で2度給油の必要がある。
近頃ガソリン価格の高騰が話題になっているが高速道路での給油は驚くほど高い。
赤城高原SAと越後川口SAで給油したが自身の人生において過去最高額を記録した。

ハイオク ¥208/L

GWの高速道路では¥195/Lで驚いたけどそれを大幅に超えてきた!

田園の広がる魚沼や長岡付近で日が高く暑くなってきて、新潟西ICからは渋滞の新潟バイパス。全身汗だくだ。

いつもながら新潟バイパスからフェリーターミナルまでの渋滞はなんとかならないものか・・・
市街地から港まで近いので大型車の数が多く、分岐や合流、信号のつなぎ、すべてうまくいっていない感じがする。

それか

「おまえら新潟を田んぼばっかりの田舎だと思ってるだろ!?新潟市は政令指定都市だ!常に渋滞している大都会なんだ!」

というアピールとしてわざと詰まらせているのかもしれない。
暑さと渋滞のイライラでそんなことを考えてみる。

給油と買い出しを済ませ10:30にはフェリーターミナルに到着。

新日本海フェリー 新潟フェリーターミナル · 〒950-0044 新潟県新潟市東区古湊町2−20
★★★★☆ · フェリー サービス

すでに多くのバイクが並んでいて我々は後ろの方だ。

 

低速でクラッチ握るとキュルキュル音がする気がするな~。まあいいか。

 

並んでいるライダー達を見ると、10年ぐらい前と比べて明らかに若返っていると感じる。
10年前は若手だった自分も今やおっさn、いや中堅、ベテランか?

乗船前のみんなソワソワワクワクしているのが伝わってくる。
私もフェリーには数えきれないぐらい乗っているが毎回ワクワクする。(行きのフェリーに限る)

まだ一般的なお盆休みよりも前なのでそれほど人が多くない。
フェリーは満席ではなさそうだ。

バイクの乗船は車より前で、到着からそれほど待たずに本日の宿「らべんだあ」に乗り込んだ。

フェリーでの過ごし方と持ち込むものはこちら

11:00 乗船

フェリーに乗り込むとテーブルとイスの場所取り合戦が始まる。
飲食やくつろぐスペース確保のため、乗客の数に対して少ないテーブルが早い者勝ちで埋まっていく。

今回は混雑する時期の前だったこと、車より前の乗船だったことで中央の階段付近のテーブルを確保できたが、ピーク時は席がなくて床に座り込む人もいるほどだ。

スーパーで買ってきた総菜などで軽い昼食。

そして昼食後はデッキを散歩しながらビールを飲む。背景は大都会新潟だ(しつこい)
売店でサッポロクラシックを購入したが、以前よりかなり値上がりしていた。

その後大浴場に行き新潟までの走行の汗と汚れを流し、昼寝をした後は夜の部に。
しかし翌朝早いためそこそこで就寝する。

2人分のだいたいの費用は

  • ガソリン ¥5,800
  • 高速道路 ¥9,000
  • 飲食   ¥6,000
  • 宿泊         ¥0

        合計  ¥20,800

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2日目【小樽→新得】340km 曇/晴

05:00 小樽発

定刻に小樽到着、少し曇っている。下船は車から。

このフェリーで来たときはすぐに最北端を目指して北上する事が多いが、今日は知人と十勝地方の新得で合流することになっている。

時間に余裕があるのでまずは早朝で人の少ない運河周辺や倉庫群を散策する。

冬の旅行で来た場所をたどったり写真撮影したり。
同じフェリーに乗っていたであろう色々な地域の車、バイクが通りを行きかっている。

満足したら街を出て、ルートを計画中に地図で見て気になっていた朝里ループ橋に向かう。
市街地からバイクで15分程度の距離にある。

朝里スカイループ · 〒047-0154 北海道小樽市朝里川温泉1丁目
★★★★☆ · 観光名所

ループの直径が大きいのと、全体を見渡せるビュースポットとは違う場所にバイクを止めたため写真だと全容がわからない。

上から見た全体像はこんな感じらしい。

ぐるっと周ると一気に標高が上がるため高度感と走りごたえが感じられた。

少し走るとさっぽろ湖。
ちょっと地味だがひっそりとしていて落ち着ける場所でいくつか駐車スペースがある。

定山渓を過ぎてR230に。このR230は山道だけど周りの車の流れがとても速い。
冬の旅行では雪景色の中をレンタカーで走ったルートなので記憶に新しい。

快適な道でぐんぐん標高を上げていくと「秀逸な道」という看板が目に入る。
この後も道内各地で目にすることになるが、2021年にできたらしく現在道内に12カ所あるらしい。
全て走ったことがあるがどこも素晴らしい道でセンスのいいチョイスだと思った。

公式サイトはhttps://roads.scenicbyway.jp/

山道を登り切り中山峠の道の駅に寄る。

時間が早いため店は開いていないが冬にここで食べた「あげいも」はおいしかったなぁ。

天気も上々で羊蹄山が良く見える。

峠を下って喜茂別に入り、R276を東に向かって走る。
ここからしばらくは左右に田園の広がる長閑な景色の中を走行。

途中にあるライダーハウス・レストラン・ゲストハウスの「雪月花廊」の横を通るとすごくバイクが多い。
噂に聞いていたがかなり人気がありそうだ。

雪月花廊 · 〒044-0461 北海道虻田郡喜茂別町中里392
★★★★☆ · レストラン

09:00 きのこ王国-支笏湖

きのこ王国には9:00の開店時間少し前に到着。

店の前を何度か通っているが立ち寄るのは今回が初めてだ。
中は広く道内各地のお土産が多く揃っていて、遠く離れた道東の名産まである。

この辺りはきのこが名産らしく、食堂や売店にはきのこに関したものが充実している。
100円のきのこ汁ときのこおにぎりを注文。

地味~な見た目。。。でもうまい。
シイタケ、なめこ、マイタケなど色々な種類のキノコが入っている。

湧水 ホロホロの恵 · 〒052-0303 北海道伊達市大滝区三階滝町
★★★★☆ · 水飲み器

支笏湖の湖岸を走り、2度お世話になったが残念ながら今年閉鎖してしまったライダーハウス「モーラップ樽前荘」を見ていく。

建物はまだきれいで全然そのまま使えそうに見えた。

何年前だったか、宿泊した土砂降りの日に軽トラを貸してくれて苫小牧の回転ずしに行ったのが懐かしい。
そして共有スペースには焼酎サーバーが置いてあって飲み放題だったなぁ。

11:30 千歳-ドライブイン立石

支笏湖から千歳に抜けてサーモンパークに寄ってみるが残念ながら改装中らしく、若い職人が資材を持って動き回っていた。

しかし車中泊っぽい車が多い。

そろそろ昼になるのでグーグルマップとツーリングマップルを活用し目星をつける。
30分程進んだところに良さそうな店があった。

田園や牧場の広がる景色を走り抜ける。やっぱり北海道はいい。ずっと走っていたくなる。

由仁町でR274に合流し、すぐのところにあるドライブイン立石で昼食にする。

昔ながらの食堂といった感じで、メニューを見て紙に鉛筆で注文を書くシステム。
「醤油チャーシューメン」と「塩ラーメン」を注文。

待っている間に続々と客が来て席がほとんど埋まる。地元の人気店のようだ。

少し待つと

「塩チャーシューメン」と

「醤油ラーメン」

あれ?

どうやら間違えたらしく、チャーシューが逆になっていた。
ものすごく謝られたが、別にどっちでも問題ないので恐縮してしまった。

ラーメンは本当においしかった。ただ店内がとても暑く汗だくになってしまう。
この辺りはエアコンが当たり前ではないのかもしれない。

13:30 夕張メロード-日勝峠

食後10分ほど東に走ると「道の駅夕張メロード」に着く。
過去に何度か来ているがメロンだらけの道の駅で、観光客がとても多い。

食後のデザートとして夕張メロンのソフトクリームを。
何度も食べているはずなのに毎回感動するうまさだ。

狂暴そうなメロン熊は檻の中でおとなしくしていた。

夕張を出て樹海ロード、日勝峠と長~い山道を走って十勝に入る。

15:30 新得

少し早いが新得町の知人との約束の場所に15時ごろに到着。
詳しい場所の説明は避けるが、水道やトイレ、屋根付きBBQスペースがありテントを張っても良い(のか?)それでいて無料と旅人にとって嬉しい場所だ。

2人の先客がおり話をするとこの場所の常連らしく、食材が余ってるから今夜一緒にやろうと誘っていただいた。

「滋賀の先生」と「北海道のSさん」で去年ここで知り合い、連絡をとって昨日ここで合流したらしい。
2人とも旅慣れているから他人との距離感が絶妙で、めんどくささが全くない。

少し話をした後買い出しに行くタイミングでようやく知人が到着。奈良のIさんだ。
「食材はあるからビールと氷を頼む」と。

近くのセイコマで買い出し。持ち帰れる限りのサッポロクラシックを買う。
戻ると5人で宴会がスタート。思いがけずにぎやかな初日となった。

初日から飛ばし過ぎ、最後の方は記憶が。。。

翌朝、テントを張らずに椅子の上で寝たIさんは顔を虫にやられていた。

2人分のだいたいの費用は

  • ガソリン ¥4,800
  • 飲食   ¥7,300
  • 温泉   ¥600
  • おみやげ ¥1,400
  • 宿泊   ¥0

        合計  ¥14,100

その2に続く

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