【北海道ツーリング】13回行って実際に経験したトラブルと対策

ノウハウ北海道ツーリング記録

※記事内にPRを含む場合があります。

こんにちは、ソトアソビです。

憧れの北海道ツーリングへ!想像するだけでワクワクしますよね!

しかし長旅では思わぬ失敗やトラブルに見舞われることも少なくありません。

ソトアソビは北海道を13回/3万キロ以上/約120泊した中でたくさんの失敗を重ねて来ました。

恥ずかしい内容もありますがその時の対処法を紹介します。

知っておけば事前準備や何かあった時に焦らずに対処できるので、初心者・経験者に関わらず読んでいただきたい内容です。

※当ブログでは北海道ツーリングやキャンプツーリングの記事を多く掲載しています。
北海道ツーリングまとめ記事はこちら

北海道ツーリングの注意点の記事はこちら

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バイク旅の失敗やトラブル 16パターン

1.行きのフェリーが台風で欠航

ターミナルでのキャンセル待ちで乗船

大洗-苫小牧便を予約していましたが、乗船数日前に台風のため欠航の連絡が!
楽しみにしていたのでもの凄くショックでした。

諦めきれず、北海道に辿り着けるか分からないまま当日は自宅を出発。
日本海側は大丈夫だと思い新潟港へ。ターミナルに早めに到着しキャンセル待ち登録。

呼び出された時その場にいないといけないため、乗れるかどうかわからないまま受付近くでず~っと待っていました。

ドキドキしながら待つこと数時間(たしか4時間ぐらい)。
無事乗船できた時は「北海道へ行ける!」と大喜び!

他に7、8組ほどキャンセル待ちしていましたが、この時はみんな運よく乗船できていました。

キャンセル待ちの人数が多い場合は早い者勝ちです。
少しでも早くターミナルに到着していた方が可能性が高まります。

欠航になってしまっても諦めないで。

フェリー会社ごとにキャンセル待ちのルールがありますので念のため調べておくといいと思います。

もし新潟便がだめなら青森まで走って渡る気でいました。

※北海道へのアクセス方法についての記事はこちら

2.帰りのフェリーが台風で欠航

2日後の便に振替で北海道へ延泊

旅の終盤、「もう帰るのか・・・もっと北海道にいたいなぁ」と考えながら苫小牧港へ向かっていたところ、予約していた便の欠航の連絡が来ました。

北海道は晴れていましたが、フェリーの航路上を台風が通過するとのこと。
そして2日後の便なら振り替え可能の案内が。

行きの便の欠航連絡とは違い「2日長く旅が続けられる!」と喜びました。

北海道は晴れていても海上や到着地に台風が発生するとこのような事態が起こります。

欠航や時間の変更がある場合はフェリー乗船の数日前〜前日に電話がきます。
夏場は台風の通過は珍しくありませんので、

乗船日が近くなったら台風の状況をチェックしておくと慌てずに済みます。

日本海側は太平洋側より台風の影響は少ないです。

ソトアソビは新日本海フェリーの新潟便をよく使います。

3.フェリー乗船時間の繰上げ

繰り上げ出航で到着も早まる

ある年は午後19:40発の仙台-苫小牧便を予約していました。
しかし乗船日の前日か2日前に連絡が来て、天候の都合で昼過ぎの出発へと大幅に早まりました。

フェリー会社の人は申し訳なさそうに、その時間が無理ならキャンセル料はいりません、と。

「いやいや、逆にラッキーだよ!」

朝早めに自宅を出発すれば乗船時間に間に合うし、北海道への到着時間も数時間早まって私としてはむしろ良かったです。この時は

11:00苫小牧到着の予定→7:00前の到着になりました。

北海道滞在の4時間の差は大きく、200km多く走る事もできるし、普段は行かない観光地に寄る事もできます。

このように海上や出発/到着地が悪天候だと、

稀ですが時間の変更や下船時間の調整などがあります。

※北海道へのフェリー詳細記事はこちら

【北海道ツーリング】アクセス方法解説 自走/飛行機/フェリー
ツーリングのために北海道へ渡る方法として一般的な方法に自走・飛行機・フェリーがありますが長距離フェリー利用が断然おすすめです。(北東北在住者は除きます)北海道ツーリング歴12回/110泊以上の経験を持ったソトアソビが北海道への具体的な渡り方を紹介します。

4.フェリー内でバイクに忘れもの

出航後に係員の方と一緒に取りに行く

出航後は基本的に車両甲板へは降りられなくなります。
忘れ物をしないように注意。

この時は係員の方に声をかけたところ案内してくれました。

フェリー内で使う荷物は乗船前にまとめておきましょう。

  • 酔い止め
  • 常備薬
  • サンダル
  • お風呂セット

この時忘れたのは花粉症の薬です。鼻水がヤバくて耐えられませんでした。

フェリー内へ持ちこむ物についての記事はこちら

5.積載で重くなったバイクで立ちごけ

ブレーキレバーが折れ割り箸とビニールテープで応急処置

初めて北海道ツーリングに行った時コンビニの駐車場でガッシャン・・・

キャンプツーリングでは積載が10kg以上になるのでバランスを崩すとあっさり倒れてしまいます。
以下のようなときは特に注意が必要です。

  • 駐車場の地面が斜め
  • 坂道でのUターン
  • 強風で煽られる
  • 砂利でバランスを崩す
  • 草地にスタンドが埋まる

下2つに関してはスタンドプレートで防ぐことができます。

北海道のアスファルトは柔らかく、気温が高いとスタンドがめり込むことがあります。
またひび割れていることも多いため、上のスタンドプレートのような下に敷くものを持っておくと安心です。

虫の大群に驚きバイクを倒してステップが折れてしまい、

近所の方に針金をもらって固定したこともあります。

宗谷の白い道で突風に吹かれ、

路肩の草地にバイクが落ちたこともあります。

旅の途中で、倒してしまった人の救助もちょこちょこしますが、積載がクッションになり人が挟まれたりバイクが破損したりするのは稀だと思います。

まずは自分自身の安全を第一にしてください!

以下の持ち物を携帯しておくと応急処置に便利です。

  • ビニールテープ
  • 工具
  • タイラップ(結束バンド)

※北海道ツーリングの持ち物の記事はこちら

6.夏の北海道の気温を侮る

何度も服を現地調達

就職した年に行った初めての北海道ツーリング。

関東は40℃に届きそうな中汗だくで出発。
長袖を持っていくという考えはこれっぽっちもありませんでした。

私の装備はタンクトップ、防寒着はTシャツ。
そして今では考えられませんが「雨に濡れれば涼しいだろう。」程度に考えレインウェアも持っていませんでした。

青森までは途中で一泊し、フェリーで函館へ。仙台を過ぎたあたりを走っている時点でちょっと寒いかも、と思っていましたが、やはり函館について早々に長袖を買うことになりました。

2度目の北海道。

前回のような失敗はしまいと長袖のジャケットを持って行きました。
そして前回はたどり着けなかった初めての道東。

寒すぎて中標津のユニクロでライトダウンを買いました。夏でも置いてあるのもビックリでしたが。

防寒対策はし過ぎるぐらいでちょうどいいです。

バイク乗りの防寒対策の記事はこちら

7.キャンプ場でキタキツネのイタズラ

サンダルを片方奪われる

前日からキツネが近づいてきては追い払い、というのを何度も繰り返していました。
きっと食べ物を狙っているのだと思っていました。

そして翌朝、まだ買ったばかりのクロックスが片方無くなっていました!
周囲を探しても見当たらず。

片方だけあってもしょうがないので泣く泣く捨てました。。。
それ以来就寝時には前室を閉めるようにしました。

北海道での動物への注意点としては

  • ゴミは出したままにせず、テント内や前室にしまう
    →キタキツネ・カラス・ヒグマが寄ってこないように
  • 生水は飲まず、煮沸して使う
    →キタキツネのエキノコックス対策
  • 野生動物に餌を与えない、距離をとる
    →エゾシカやキタキツネは寄って来るので気を付ける

羅臼のライダーハウスの駐車場に停めていたら、サイドバッグの革ベルトを鹿にかじられたこともあります。

北海道ツーリングで出会える動物についての記事はこちら

8.海鮮でお腹を壊す

キャンプ場で2連泊して療養

GWの北海道は思いのほか寒く体力が落ちていたためか、牡蠣にあたって大変な目にあいました。

ほとんど食事もできずキャンプ場に連泊して苦しみました。
有名店に行ってもほとんど食べることができずにもったいなかったです。

旅先では普段のような休養できる環境ではないので無理をしない。

風邪・胃腸・鼻炎など、常備薬がある方は忘れずに持ち物に入れてください。

9.あてにしていたキャンプ場が営業していない

キャンプ場が閉まっていて道の駅でテントを張る

GWの北海道ツーリングの時、地図で見て目星をつけていたキャンプ場がまだ営業していませんでした。

もう暗くなり始めていたため別のキャンプ場に移動するのは厳しく、やむを得ず近くの道の駅の駐車場にテントを張りました。
車だと車中泊ができますが、バイクだと宿泊地が定まらないと大変です。

上の写真は翌朝の撤収時です。

目処をつけていてもトラブルはつきもの。こんな時にも対応できるので
ペグがなくても設営できるドーム型テントがおすすめです。

テントの選び方の記事はこちら

おすすめのキャンプ場の記事はこちら

温泉まで歩けるおすすめキャンプ場の記事はこちら

10.大雨でブーツに水が染み込む

不快なまま数日我慢する

北海道に長期間滞在すると雨天走行もあります。
カッパは必須ですが、初めからグローブカバー/ブーツカバーまで揃えるか迷いますよね。

グローブと手は濡れてもいっかと思えるかもしれません、ブーツは最悪です。

  • 足先が冷える
  • 翌日から晴れてもずっとブーツは濡れていて、足も濡れる
  • 水を吸ったブーツは重たくて歩きづらい

なかなか乾かないどころか、

歩くたびにインソールから水がジュワッと出てきて不快です。

次の旅の前に、ブーツカバー、グローブカバーを買いました。

11.田園地帯を走行し虫の大群と遭遇

飛び交う虫がぶつかり全身が虫まみれ

とにかく凄まじい量の虫(イナゴ?)がぶつかりご臨終してしまったので、
バイクも身体も全身が潰れた虫まみれになり大変なことになりました。

身体中に潰れた虫が付き、地獄絵図でした。

ジェットヘルだったら・・と思うと恐怖です。

今はバイクにシールドを設置したことで快適です。

以降、あれだけの虫の大群に遭遇しませんが、

北海道は虫さんアタックは避けられないのでシールドが大活躍します。

虫さんアタックへの備えとしては、以下の方法があります。

  • メットはシールド付フルフェイス
  • バイクにシールド装着
  • ネックガードなどで肌の露出をなくす
  • 夜に走行しない
  • ウェットティッシュやウエスを携行する

※持ち物についての記事はこちら

12.道間違いに気付かない

数十キロ進んでから間違いに気づき延々と引き返す

北海道は似たような景色が長い距離続くため、道を間違えても気が付かないことがあります。
そして気づいたときには間違った方向に数十キロ走ってしまい1時間ぐらいロス、という事が実際に何度かありました。

特に慣れていないと案内看板のローカルな地名を見てもピンとこないことも多く、間違いに気づきにくいと思います。

あやしいなと思ったら面倒でも
いったん止まって地図やグーグルマップなどで確認した方がいいです。

13.ガス欠

ガソリンスタンドに何度も走る

バイクトラブルで整備店へ預けもう1台のバイクでタンデムしキャンプ場と往復。
応急処置後のバイクを引き取った翌日、キャンプ場を出発してすぐにタンデムしていたバイクがガス欠。

イレギュラー時の不運はなぜか重なります。

故障に気を取られガソリン残量に気が付きませんでした。

バイク1台をガソリンスタンドで給油、シュポシュポを購入して戻ってもう1台のバイクへガソリンを移す。
その後、2台でガソリンスタンドへ行き給油するという手間がかかりました。
(キャンプ場からガソリンスタンドまでは往復30km)

今ではシュポシュポを持ち運んでいます。
タンクからタンクへ直接給油できるので、いざという時に便利です。

ガソリン携行缶やシュポシュポを持っていくのがおすすめです。

灯油やガソリンの給油用ポンプ「ガソリンシュポシュポ」

JAFに加入していれば

  • ガス欠
  • バッテリー上がり
  • パンク

その他多くのトラブルに年会費¥4000のみで何度でも対応してもらえます。

保険は車やバイクごとに加入する必要がありますが

JAFは自分が加入していればどんな車両でも対応してもらえます!
損保との違い

14.タイヤがすり減りツルツル

旅の終盤にタイヤ交換

出発前にタイヤの溝の少なさが気にはなっていましたが、旅が終わるまでもつだろうと思っていました。
北海道ではタイヤは真ん中ばかり減るので、交換してから行くのももったいないかな、とも。

しかし思った以上に減りが早く、終盤には後輪がツルツルでワイヤーが出ているのを発見。
その時点で自宅まではまだ700km以上の道のりだったため交換を検討。

しかしお盆時期の北海道、すぐにタイヤ交換できるショップはありませんでした。

帰りのフェリーは仙台便で、運よく仙台のハーレーカスタムショップにタイヤの注文と入庫予約をすることができました。

フェリー乗船前にタイヤを取寄せしてもらい、下船後ショップに行きスムーズに交換できました。

今回のタイヤのすり減りとは少し違いますが、タイヤの空気圧が下がると危険です。
空気圧にも注意を払いましょう。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪くなる
  • パンクやバーストの危険がある

北海道ツーリングでのバイクメンテナンスではこのような制限があります。

  • お盆やGWの長期休暇は休みのショップが多い
  • ショップまでがかなり遠い
  • 部品の入荷に時間がかかる
  • 銘柄が選べない(ストックのあるものから選ぶ)

消耗品は早めに交換するのがおすすめ。開いているバイクショップを下調べしておくとさらに安心です。

正規ディーラーはほぼ休み、カスタムショップなどの個人店は開いている事が多いです。

15.ドライブベルトが切れ走行不能

レッカーで旭川へ

切れた場所は富良野です。観光地に寄って出発する際、1速に入れてアクセルを開けても進みませんでした。
ほとんど切れることのないベルトが切れていました。(青森で切れたこともあるけど)

ドライブチェーンなら手に入りやすいですが、ハーレーのドライブベルトはどこにでもあるわけではないので非常に困りました。

旅が続けられないし帰れないかもとめちゃくちゃ焦りました。

任意保険のチューリッヒに初めて電話したところとても親身になって手引きをしてくれました。

「レッカーは保険会社が手配しますのでその間に整備工場を決めてください」という段取りでした。

万一のトラブルに備え

  • ロードサービス付き保険を選ぶ
  • 連絡方法を事前に確認しておく

お盆でハーレーディーラーは休み。探した結果最寄りは旭川にあるハーレーのカスタムショップでした。
とても親切なショップで、わざわざ道内の開いているお店に連絡してベルトを探して取寄せてくれました。

夜7時ごろバイクを預け、なんと次の日の昼過ぎには引き取りできました。

同じ型のベルトが見つかることって奇跡に近い状況。

FATBOBの工場長さんに感謝です。

Google マップ

富良野から旭川のショップまでは約60km。
この時に初めて知ったのですがチューリッヒは100km以内のロードサービスが付帯されていました。

北海道ツーリングの予定があるなら100kmのロードサービス付きの保険がおすすめです。

16.急にエンジンがかからなくなる

エンジンをかけた瞬間エンスト、レッカーで釧路へ

釧路川でのカヌー後、何度エンジンをかけてもすぐにエンスト。さっきまで普通に走っていたのになぜ・・・
その場に居合わせた帯広ナンバーのハーレー乗りの方も手伝ってくれて色々試してみました。

手を尽くしてくれたのですがその場では結局原因がわからず、チューリッヒへ電話しレッカーを手配。
2回目のレッカーで段取りを知っていたため冷静に対処できました。

親切にして頂いて助かりました。ツーリング中の貴重な時間を使わせてしまい申し訳ないです。早めに諦めてレッカーを呼べば良かったな。

お盆なのでハーレーディーラーは当然休み。釧路のハーレーのカスタムショップにお世話になりました。
原因はタンク内の錆がキャブに詰まっていたことでした。。。

タンク内を洗浄、キャブの詰まりを取り除き走行可能になりました。

Google マップ

カヌーをしていた塘路からショップまで約30kmでした。
今回は比較的距離が短かったですが、北海道ではレッカーも距離が長くなりがちです。

100kmのロードサービス付きの保険が絶対おすすめです。

任意保険の一括見積もりサイトを見たところチューリッヒとアクサが100kmのロードサービス付き。

自分の条件でお得な保険会社がどこかを知るには、一括見積を利用するのが最も早くて楽です。

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トラブルにめげずに北海道ツーリングを楽しもう

これまでに経験したさまざまなトラブルとその対処法をご紹介しました。

事前準備やトラブル時に焦らずに対処することで、大抵のことはなんとかなります。

楽しい北海道ツーリングを!

それではまた。

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