こんにちはソトアソビです。
今回の全ルート
この記事はその5です
その1はこちら/その2はこちら
その3はこちら/その4はこちら
朝食は昨夜食べきれなかった塩ホルモンとコーヒー・・・
積載を済ませて出発前のアイドリング中
ミッションからのキュルキュル音が大きくなってる!
少し離れた場所でも聞こえるぐらいの音量でただごとではない。
恐る恐る走ってみたところ、キュルキュル鳴ってる音はクラッチを握るとカラカラと変わる。
これは・・・
この症状は何年も前に1度経験があって覚えている。
原因はこの年代のスポーツスターの弱点といえる「クラッチレリーズベアリング」だと思う。
クラッチの真ん中にあるベアリングが摩耗してがたつき
という具合に症状が進行し、現状は2と3の間だと思う。
さて。
旅先でのトラブルが初めてだったら焦ると思うけど、北海道でレッカー2回の実績がある我々は意外と冷静だった。
足止めしてしまって申し訳なかったがKさんが付き合ってくれたのもとても心強かった。
今日女満別で合流予定だったAさんに現状報告と、今日は行けないかもしれないと連絡を入れておく。
こちらから女満別をリクエストしておきながらスミマセン・・・
この状況で考えられる選択肢は2つ。
1 レッカーを呼ぶ
(写真は過去のもの)
1つ目はバイク保険のロードサービスを使いレッカーを呼ぶ。
入っているチューリッヒは100kmまでのロードサービスが付帯している。
万が一の事故へ備えるためだけではなく、故障やトラブルに対応するためにも絶対に入っておくべきだと思う。
保険料は年齢や車種、補償内容などさまざまな条件によって算出され、保険会社によっても異なるため一括見積を取るのがおすすめだ。
レッカーを呼ぶにしても先に受け入れ先のショップを自分で探す必要がある。
そしてショップに運んだとしても部品があるか、なければどのぐらいの期間を要するのかはショップ次第。
お盆の期間はディーラーはやっていないので、頼りはハーレーのカスタムショップなど個人でやっている店だが、ディーラーと同様ある程度大きい町にしかない。
ここからだと
- 釧路・・・約110km
- 北見・・・約140km
この2択だ。
多くのバイク保険のロードサービスは100kmが上限だが、今回の我々のように場所によってはそれ以上の距離になる事もあり得る。
開店時間を待ち、まずは以前一度お世話になったことがある釧路のショップに電話して症状を話した。
いわく
「他のお客さんの車両の作業があるため、見てみてすぐに対応可能な状況でなければ後回しにするしかなく、下手をしたら数か月かかる可能性もある」
と・・・さらに
「保険の内容によっては地元のショップまでの陸送を考えてみては?」
とのこと。
意外な回答だったため何と言っていいかわからず、ひとまず考えますと言って電話を切った。
他2件、釧路の別のショップに電話するも休みなのか繋がらなかった。
他のバイクはすっかりいなくなりポツンと取り残される。
次に北見のショップに電話すると繋がった。今の状況だと電話が繋がるだけで嬉しい!
さきほどと同じように症状を説明して、原因はクラッチレリーズベアリングだと思うと言ってもあまりピンときていないようだった。
修理ではなくカスタムが専門だから当然か。
しかし!
交換が必要な部品があればそちらから借りる事もできる
というありがたい展開に!
2 自走でショップに持ち込む
いろいろ考えた結果レッカーではなく、すぐに走行不能にはならないと信じ北見のショップに自走で持ち込むことにした。
レッカーを使う場合、保険会社への詳しい状況説明と
(保険会社は出来るだけ金払いたくないから担当によっては結構渋る)
レッカーの到着待ちで時間がかかります。
距離は約140kmとなかなか遠いがここは北海道の道東だ。クラッチを握る回数は少ない。
できるだけ最短距離を、できるだけ信号がなさそうなルートで北見を目指す。
6日目【→北見】147km 曇/晴
11:00 出発
何かあったときにコントロールしやすいようにバイクを軽くするため、荷物をKさんの車に積んでもらって出発。
本当にありがとうございました!
あれ?前をおばあさんが運転する軽トラでも走ってるかな?
ってぐらいのスピードでおっかなびっくり走行。
問題なさそうなので30分も過ぎたころにはすっかりいつも通りの速度に。
朝から空がどんよりしていて時々ガスっていたが、R244根北峠を下って斜里に入るころには晴れ間も見えてきた。
小清水、美幌と進むにつれてあたりは玉ねぎ畑だらけになってきてようやく北見に入る。
14:00 北見のハーレーショップ
電話で連絡していたショップに無事到着。
様々にカスタムされたハーレーがところ狭しと並んでいる。
その場でバイクを見てもらうとすぐに原因は判明、予想通りクラッチレリーズベアリングだった。
電話で症状を伝えた後色々調べてくれていて、市内の店にベアリングの在庫がある事がわかっていたためそれを購入してすぐに作業をしてもらえることになった。
かなりスムーズに進み本当にありがたい。
Aさんに北見にいると連絡したら女満別のキャンプ場を下見していたらしく、こちらに来るという事になった。
バイクを預けて近くの回転ずし「トリトン」に行き、4人でこの後どうするかの作戦会議。
夕方に修理が終わりそうだから予定通り女満別でキャンプをできなくもないが、、、
せっかく北見だし、街に繰り出して焼肉にしようという事で意見がまとまった。
トリトンからショップに戻るとすでに修理は終わっていた。はやっ!
世間がお盆休みの中、急な連絡にも関わらず迅速に対応していただき感謝!
説明を受けて代金を支払い記念(何の?)撮影。
宿泊は快活CLUBという案もあったけど、朝までのパックだと¥4,000近くかかるし、中心部まで2kmちょっとと微妙に遠いので駅前のホテルを予約する。
Aさんは近くの別のホテル、Kさんは駅近くの駐車場で車中泊とそれぞれ寝床を確保した。
後ほど集合という事でいったん解散。
18:00 東横イン-夜の街
旅も中盤になり洗濯の必要があったので、ホテルのコインランドリーを使えるのは偶然ながら都合がいい。
待ち合わせ前に洗濯機に放り込んでから出発。
Aさん、Kさんと再び合流して探しておいた店に向かう。
北見はバイクでは頻繁に通るけど街歩きは初めて。
市街地は結構立派だ。が、なんだろう?人がほとんど歩いていない。
そして焼肉屋の多いこと!飲食店の半分以上が焼肉屋じゃないかというほどだ。
いくつか調べていた店に順番に行ってみたがどこもいっぱいで入れない。
街中はほとんど人が歩いていないのになぜ?店の中はどこも大盛況だった。
5、6件目でやっと店に入れた。そして焼肉を十分堪能。
2件目はどこにでもある普通のチェーン居酒屋で深夜3時まで飲み続ける・・・
店を出るとAさんは珍しくかなり酔っていて、ホテルとは逆方向に歩いて行きそうだったので方向を正す。
明日はKさんは知床方面に向かい、Aさんとは稚内方面に向かい一緒にキャンプをしようということになった。
(Aさん、今日猿払から来たのにいいのかなと思ったが。)
さらに次の日、Aさんは稚内から再び同じ道を走って別海に向かうことになる。
2人分のだいたいの費用は
コメント